野球選手にとって体格は重要なのか。小柄な選手・大柄な選手それぞれの特徴。

野球選手にとって体格は重要なのか。小柄なタイプの選手の良さ、大柄なタイプの選手の良さ、永遠のテーマのような感じがしますが、どちらなんでしょうね。

野球選手の体格は重要

近年野球界では、選手の大型化が進み、身体が大きいほうが有利なイメージがあります。

しかし実際には、大柄な選手も小柄な選手も、それぞれ違った武器を持ち、さまざまなスタイルでプレイし活躍しています。

ドラフト会議でも、小柄な選手が上位指名を受けてますしね。

どんな体格でも武器になり活躍できる理由を考えたい。

体格の重要性

野球は、パワー・スピード・柔軟性・選手の心理など複数の要素が複雑に絡み合うスポーツです。

そのため体格はプレーの方向性や相手選手に様々な影響を与えます。

・身長=リーチの長さ、投球の角度、打球角度、ストライクゾーンにも影響。

・体重=パワー、球速、打球速度、ポディションに影響。

・体型=動き方やプレースタイル、ポディションに影響。

ただし「体格=強さ」ではなく、体格は選手の特徴であり、優劣を決める決定的なものではないと思います。

小柄な選手

最近では選手の大型が進み170センチくらいだと小柄な選手と言われるみたいです。

小柄な選手の特徴としては、体のキレが良く、守備・走塁・小技に強みを発揮しスピード感を武器に戦っている選手が多いような気がします。

守備やバントのスペシャリストとよばれる選手は、小柄な選手が多いような気がします。

内野守備の花形、ショート・セカンドは小柄な選手の見せ場、聖域であってほしいものですね。

投手の場合だと、体の回転スピードをいかし、回転量の多いボールを投げキレで勝負する投手が多いですね。

しかし、パワーを必要とするプレーに関しては少しハードル高い感じがします。

1年を通してプレーするための体重管理が重要になりますが、食事や体調管理をしている選手が多く、ケガが少ないのも小柄な選手の特徴だと思います。

大柄な選手

大柄な選手が打者の場合、体重やパワーがボールに乗り、打球速度が速く・弾道が伸びる特徴があり、大きな期待感がありますね。

身長が高くガッチリした選手は、ここぞ!の期待感が高く、相手チームには脅威的ですね。

外国人助っ人は、ほぼ高身長ガッチリタイプが多いですよね。

大柄な投手はリリースポイントが高く、角度をつけたストレートや縦の変化球を投げやすいのが特徴です。

打者からすると投手が近く感じ、ボールが手元まで落ちてくるように感じるため、差し込まれやすくなります。

守備となると、体の大きより他の要素が大きく影響すると思います。

大柄な選手でも、器用で柔軟性がある選手は、内野手でも守れますね。

大柄な内野手はチームの中心選手で注目を集めますね。

最近は大柄でも器用な選手が増えてきたような印象が強いですね。

しかし、最近は人工芝の球場が増えたためか、大柄な選手はひざや腰に負担がかかり、ケガのリスクが高い気がします。

まとめ

野球における体格の差は優劣ではなく、選手個々の特徴になると思います。

大柄な選手は、パワー・角度が強みであり、小柄な選手は、キレ・スピードが武器になる。

メリットとデメリットがあるため、重要なのは個々の体格に合わせた技術と目的を選ぶことです。

トレーニング技術や栄養管理の進歩より、体格の差は以前より絶対的な差を生むものではなくなってきています。

大柄な選手でも動きの質を高めて俊敏性を補うことができ、小柄な選手も筋力強化と技術の工夫でパワーの壁を越えられます。

この体格だからこそできるプレーを研究することが、選手の魅力を大きく引きだし、お客さんを魅了し感動を与えることが出来ると思います。

野球の面白さは体格の多様性にあります。大きさが武器になる選手もいれば、小ささが動きの鋭さの源になる選手もいる。

どんな体格でも輝ける、幅が広く懐が深いのが野球というスポーツの大きな魅力であり、楽しさであると思います。

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